現在日本国内には大小さまざまなIT人材育成企業がありますが、フレアリンクについて、内外からご指摘いただく特徴を7つにまとめました。
1. 経営者が、IT技術者であり、IT技術指導者であること
当社代表の中山は、日本IBMの技術特殊部隊にて大規模開発案件参画・トラブルシューター・IT指導者として活動ののち、数多くの学びと成長の現場に身を置いてきました。
「技術者の目」「講師の肌感覚」を持つ人間が経営者かつ大株主であるフレアリンクは、一般的な企業よりも少し不器用な成長をしてきたかもしれません。しかし、その実直さや着実さ、品質を重視する姿勢をお客様や社員・アライアンスメンバーに評価いただいた結果、今があると考えています。
2. 「学び手と導き手が主役」であるという価値観があること
世の中の会社には、「強い立場の職種」があるものです。営業が強い会社、社長が強い会社、職人が強い会社———いろいろある中で、フレアリンクで強い立場は「指導者」です。
私たちフレアリンクでは、創業以来「学び手の成長・お客様を成功を直接生み出す唯一の立場」である指導者(エスコート職)を社内の主役だと考えています。スタッフも、営業も、代表取締役も、いかに「指導者が実力を遺憾なく発揮でき、学び手に多くを残せるか」を考え、そのために一つになって努力をしています。
だからこそ、フレアリンクには高い技能と意識を持つ指導者が集まり、より品質の高いサービスをお客様に届けることができると考えています。
3. 社内に編集部があり、自社独自の教材を開発保守していること
フレアリンクのような小規模のIT人材育成企業の場合、自社による指導教材を持たず、市販書や他社からの購入品を利用することが珍しくありません。しかし当社は、「学び手に最もフィットする学習体験を整理された形で届ける」という目的から、創業2年目で自社組版システムを構築し、Javaや機械学習、クラウド等、60を超える自社テキスト開発・運用しています。
巷ではWordやPowerPointを用いた研修テキストも広く開発されていますが、再編集やカスタマイズにより保守コストが増大するという懸念点があります。当社組版システムは、出版業界でも用いられるTeXという「プログラムをベースとした出版言語」で作成され、Gitによりバージョン管理されているため、迅速な改版ときめ細やかなカスタマイズ対応を可能としています。
4. 社内に開発部があり、自社独自のシステムを開発保守していること
2020年春、新型コロナウイルス感染症の急激な感染拡大や緊急事態宣言の発令により、国内の多くの研修現場が混乱に陥りました。当社でも大規模な組み替えが発生したものの、サービス提供品質を維持することができたのは、優れた講師陣の技量と努力に加えて、自社開発の研修管理システムや教材配信システムを保有しており、すぐに展開・適応できたためと考えています。
2020年4月に新入社員研修を緊急リモート環境に切り替え、当社研修システム基盤にセキュアなテキスト教材や動画教材を配信し、少人数のテレビ会議機能を付加するなど、新機能や改良を毎日のように迅速に組み入れました。激変する状況に機敏に適応することができたのは、創業当時から講師・教材・システムのすべてを地道に垂直統合してきたからこそです。
5. 研修会社というより、コンサルティング会社に近いこと
研修会社の最も典型的な営業スタイルは「カタログ売り」です。さまざまなコースの開催を計画し、カタログに掲載して、受講者を募ります(オープンコース)。この形態のコースは通常、不特定多数の参加者があり、背景や狙いも異なることから、学び手の目的に特化したカスタマイズは困難だと言われます。
当社の場合、多くのビジネスは法人お客様とのコンサルティングからはじまります。経営戦略、人材戦略、現状の課題などから、お客様のニーズに最も応え得ると自信を持って胸を張れるプランを経験豊かなエスコート職が個別に設計し、ご提案します。講師・教材・システムをお客様の背景や状況に沿ってカスタマイズ・最適化してお届けすることで、高い投資対効果にご満足をいただいています。
6. 直接取引主体であり、講師派遣を行っていないこと
当社のサービスは、前述のような高度なカスタマイズや、教材・システムの柔軟な組み合わせにより高い投資対効果をお届けできる性質であるため、お客様と直接契約にてサービス提供をしています(お客様グループ内の研修展開等の特殊な例を除く)。
また、当社では自社にて教材やシステムを開発することで、講師自身の能力錬成や企業資産形成などの投資活動を実現しています。このため、現状では他研修会社に対して講師の労働力だけを単体で提供することは行っておりません。
7. 経営と情報の安全性を重視すること
資本金が「兆」を超える大手のお客様とも直接取引を実現できている背景には、フレアリンクの経営安全性があります。法定開示されている当社の財務諸表からは、一般的な上場企業を超える高い自己資本比率・高い現預金比率・低い固定資産比率を読み取っていただけます。創業以来、一時の誘惑に惑わされず、小手先の節税に走らず、「きちんと利益を上げ、納税し、内部留保を厚くする」という経営の基本を、地味に地道に歩んできました。
また、当社は代表自身が大学でセキュリティを修め、国際特許出願も複数有していることもあり、中小企業ながらセキュリティにも積極投資をしています。Azure Information Protectionをはじめとして、「万が一、ファイル自体が漏洩しても安全性が担保されるセキュリティ機構」や「SAMLによるパスワード排除」を自社社員はもとより、アライアンスメンバーにも適用することで、お客様の情報資産や個人情報をより安全に扱う環境を整えています。社内システム(クラウド含む)の総合的な安全性を測るMicrosoftやAmazonのセキュリティスコアでは、一般的な同業他社の2.5倍程度の高評価を維持しています。